羽生善治九段、前人未到の通算1500勝達成 将棋連盟から表彰
ことし6月に公式戦通算1500勝を達成した将棋の羽生善治九段が(52)きょう日本将棋連盟から「特別将棋栄誉敢闘賞」を贈られました。羽生九段は「棋士を長く続けてきた道のりを実感した。今後もレベルアップしたい」と語りました。
羽生九段はこれまで史上初の「七冠」を達成するなど数々の記録を打ち立て、4年前には将棋界で初めて国民栄誉賞を受賞しています。
また、公式戦通算の勝ち星では、3年前に1434勝をあげて歴代最多記録を更新したあと、ことし6月には前人未到となる1500勝を達成しました。
羽生九段はきょう東京・渋谷区の将棋会館での式典に出席し日本将棋連盟から通算1500勝達成をたたえ、「特別将棋栄誉敢闘賞」が贈られました。
羽生九段は、「棋士を長く続けてきた道のりを実感し、対局する場を与えてくださった皆さんに感謝したい。何百局と前例がある形でもまだまだ勝利への“鉱脈”があると実感することが多いので、その可能性の大きさを感じつつ自分自身もレベルアップしたい」と語りました。
羽生九段は、来年1月から始まる予定の八大タイトルの1つ「王将戦」の挑戦権をかけたリーグ戦で首位をキープしています。
リーグ戦を勝ち抜けば、タイトルを持つ藤井聡太五冠(20)への挑戦が決まり「タイトル通算100期」という新たな記録達成に向けて1歩前進します。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20221118/k10013895951000.html
